かにちゃんねる

わたしとわたしの周りの変な人たちの話

今更だけど自分がめちゃくちゃ自己中な女だって気づいた

彼氏と別れた。

別れたというか付き合っているという感覚もなかったので、もう同じ時間を共有することはないだろうという確信ができたという感じ。

 

 

「君との子供が欲しいな」

 

 

セックスの最中、やっぱり彼はこう言った。

 

その瞬間。

 

ああ、もう終わりだって、わたしの中のわたしが言った。

 

 

 

今までも何度か聞いたその言葉。

 

その度に、わたしはのらりくらりと曖昧な返事をしてきた。

 

 

 

彼はよく"家族"が欲しいって言ってた。

 

「なんで?」って聞いたら、自分の家族(両親)を安心させてやりたいって。

 

彼には、たぶん、多くの男性がそうであるように、理想の人生プランがあって、その中には仕事と家庭というカテゴリーがあって、仕事においてはすこぶる順調である。残るは家庭。

 

わたしはちょうど良い相手なのかもしれない。

仕事を切り捨てている最中だし、なんならこれから何をするかも決まってない。結婚して、一緒に住んで、彼の仕事を手伝うもしくはある程度時間に余裕のある仕事をしながら、彼の家庭を支えるのだ。彼のために。

 

彼の提案は、わたしのように無職でかつ夢も目標もない女性にとって、とても喜ぶべきものなのかもしれない。

 

だけど、わたしはいつもそれにYesって言えなかった。

 

 

自分の人生だってどうなるかわからないのに、決められない。

もう少し時間をかければ・・・と思っているうちに、だいぶ時は過ぎてしまった。

 

「このまま何もしないわけにはいかないでしょ?生きていけるの?」

 

彼は言う。

 

もう、いい加減、限界かもしれない。

 

だけど、わたしは「終わりにしよう」の一言がいつも言えなかった。

 

損得感情が働いていたから。

 

もし、もしも、このまま、本当に何もやりたいことが見つからなかったら、路頭に迷うよりは、彼と一緒になった方がいいのかもしれない。彼は有能だし、仕事に対するプロ意識は尊敬している。そんな彼と結婚して、子供でも生んでみたら、幸せ的なものが見つかるのかもしれない、この不安な気持ちが愛情に変わるのかもしれない、そんなことを考えていた。

 

 

 

なんて嫌な女だろう。

 

 

 

でも、そんなぬるい感情は、体を重ねればすぐに嘘だってわかってしまう。

 

ああ、違う。

 

全然、欲しくない。体が痛いやめてって叫んでた。

 

 

 

怒りに近い感情さえ湧いてきた。

 

わたしはあなたの人生に組み込まれるだけの存在になるのなんて嫌だ。

 

あなたの自己実現のための、自己満足のための、"幸せ家族計画"に付き合うのなんてまっぴらごめんだって思った。

 

 

わたしは、わたしの人生を歩みたいのであって、誰かの人生のおまけにはなりたくない。

 

 

 

 

もう、いらないって思ってしまった。

 

この人はいらない。

 

 

そんなのだいぶ前から分かっていたことなのに、ずるずると引き延ばして、苦痛なセックスをして自分の体を傷つけた。

 

 

本当、なんて馬鹿な女だろう。

 

 

「またね」「バイバイ」って手を振って。

 

ああ。この人とわたしの人生が重なり合うことはもうないんだろうなって、少し泣きたくなった。

 

 

 

 

そのまましばらく引きこもって(これは毎度のこと)、熱とか出したりして、好きな人に「死にたい」とか言い放って、深夜の街を徘徊して、酒浸りになって・・・

 

 

で、3日目くらいにお腹すいたなーって、あったかいそうめん食べなから、ふと「あれ?なんで嫌な女じゃだめなんだ?」って思ったんですよ。

 

 

別に嫌な女でよくない?

 

てか、もうそんなのわかりきってたことじゃん。

 

今更わたしはなにを落ち込んでいるんだ・・・?

 

 

大体さ、悲劇のヒロインっぽく話進んでたけど、君、ちゃっかり浮気してるじゃん。

 

二股生活、楽しんでましたよね?

 

そんで彼のことを心から愛せないとかそんなんどうでもよくないか?

 

一緒にいたいか、いたくないか、それだけの話でしょ?

 

 

てか、彼だってたぶんそんなに君自身のこと愛してなかったのも、分かってたよね?

 

いや彼なりに好きだったんだろうけれども、君の欲しい愛じゃなかったんでしょ?

 

 

それだけでしょ?

 

 

単純にわたしの思うように愛してくれ!!ってすこぶる自己中な話でしょ?

 

 

ああ。ああ。

 

ええそうですね。

 

 

「わたしの人生」とかたいそうなこと言ってしまったけど、要は、わたしをもっと優先しろや!!わたしに尽くしてくれ!!って話なんですよね。

 

なんでわたしが君に合わせにゃならんの?というね。

 

 

わたしは好きなように生きるんで、あなたがサポートしてくださいよって話。

 

それを喜んでしてくれる男しか、いらない。

 

わたしが好きなように生きることを嬉しいって思ってくれる男としか一緒にいられない。

 

 

ほんと、わたし自己中やな。

 

 

 

でもそれでいいや。

 

それでだめならどうしようもない。

 

自分を貫いて死ねたら本望だ。

 

馬鹿だけどカッコいい生き方だったよって、笑って褒めてあげよう。

 

 

 

 

というわけで、完全に復活したわたしなんだけれども、昨日、好きな人に会ったら、「クラミジアになったかもしれん」って言われて、彼氏にもう会わないって決めたのに、さっそく連絡を取る羽目になってしかも浮気していたことまで白状しなければならない事態に震えている。

 

 

 

 

kanichan (@kanichantan) | Twitter